看護師の多くを悩まされるのが職場の人間関係ではないでしょうか?
私も新卒で入職したとき先輩看護師からのいじめのターゲットにされていじめが本当につらかったです…。
私のように新卒や転職してきた人へのパラハラや妊娠をきっかけとするマタハラなど先輩看護師からのいじめに悩む人は多いです。
なかには「どこに行っても嫌な人はいる」といじめに耐えてしまったり、相談相手もいないことで一人で抱え込んでしまって限界まできてしまう人もいます。
一度メンタルを壊すともう看護師として働きたくない!と辞めてしまい、復職したくても復職できないという人も少なくないんです。(同期がそうでした…)
そこでこの記事では看護師いじめがつらいと悩んでいる人必見の悪口をいう嫌味な先輩看護師との上手な関わり方について紹介します。
看護師がいじめでつらい思いをして退職する人は多い
2017年に行った看護職員の労働実態調査結果によると、看護師の退職理由で最も多いのが「人手不足で仕事がきついこと」
次いで「賃金が安い」「休暇がとれない」「夜勤がつらい」「仕事の達成感がない」「人間関係」が上位を占めていました。
一見「人間関係」は6位とあまり高くないんですが、上司からパワハラを受けた人は20代では7割、40歳以上でも約半数の人が受けたと人権侵害のハラスメントが増加していたというデータがあったんです。
看護師はただでさえ人手不足といわれているのに、職場の上司からのいじめが横行していればいつまで経っても人手不足で仕事がきつくなってしまいますよね。
なぜ看護師はいじめが多いの?
なぜ看護師はいじめやパワハラが多い?
また今日も先輩看護師からのいじめ…。
いじめがつらすぎてもう辞めたい…。
私も入職したての頃や過去の転職先でも先輩看護師からのパワハラや嫌味や悪口、無視などのイジメを受けました。
私のように人間関係が悪い職場に就職してしまった、と悩んだり、看護師のイジメがすごく、怖いという声も多かったんです。
なぜ看護師の現場がいじめやパワハラがなぜ起こりやすいのか原因を分析してみました。
- 精神的にも身体的にもストレスが溜まっている
- 気が強い人が多い
- 女ばかりの職場
1つずつ詳しく見ていきましょう!
いじめが多い原因①精神的にも身体的にもストレスの溜まる現場
看護師の仕事は患者さんの命を預かる仕事なので、仕事中の看護師は全神経を使って看護をしているためピリピリした雰囲気になることもあります。
そんななか患者さんの転倒や薬剤間違え、針刺し事故などのミスが起こると上司は患者さんの家族対応やインシデント、アクシデントなどの対応に追われてしまいます。
ベテランナースもミスをすることはありますが、新人ナースは特に注意深く上司は指導する必要があります。
そして、日勤や早番や遅番、夜勤と不規則な勤務体制のなか、さらに休みの日も研修や会議などあってないようなもの…。
そのため、精神的にも身体的にもかなりのストレスがかかる過酷な現場です。
少しのミスも許されない職場だからこそ、人に対してきつい態度になったり、いじめに繋がってしまう可能性もありますよね…( ;∀;)
いじめが多い原因②気が強い人が多い
看護師は「白衣の天使」といわれている理由として、患者さんの前ではいつでも笑顔で対応しているからこそですよね!
看護師の仕事は精神的にも体力的にもキツイことが多いので、気が強くなってしまうのも無理はないと思います。
なかには過去に自分が受けてきたいじめのような攻撃的な指導をそれが当たり前と感じてしまい、新人ナースなどにやり返すという人も多い気がします…( ;∀;)
いじめが多い原因③女ばかりの職場
最近では男性看護師も増えてきていますが、まだまだ看護師の働く職場は、女ばかりです。
医師や他職業の人たちとの関わりもありますが、女の嫉妬ほど怖いものはないですよね。
自分よりも若いことへの嫉妬や結婚した人、出産した人など幸せな人への嫉妬など様々な理由があると思います。
自分よりも不幸な人へは優しく、幸せな人のことは気に食わないと感じる人なのではと感じてしまいます。
看護師は女性ばかりなので結婚、妊娠、出産を経験する人も多いですが、結婚せずにキャリアウーマンという人が上司の傾向ってありませんか?
前の職場は看護部長も師長も主任もみんな独身でした…。だからこそつわりや子育てなどへの理解も少なかった気がします。
看護師のイジメ事例あるある
上記では看護師のいじめが多い理由について紹介しました。
では、実際にはどのようないじめの実例があるのか私のいじめ体験談も合わせて紹介します。
看護師のイジメ①無視される
同期には優しくしているのに私にだけ冷たい
挨拶や質問に対して返事がないなど無視をされるだけなら耐えたり、我慢する人も多いのではないでしょうか?
このように無視をする行為だけでは気づかれないことが多く、看護師のイジメのなかでも最も多いのが無視などの行為だと思います。
当時の私は無視されているんだと気が付いたとき、「先輩にとっては見えていない人、必要としない人間なんだ」と思い、落ち込むこともありました。
看護師のイジメ事例②明らかに自分だけ扱いが酷い
無視だけならじっと耐えてしまう人もいますが、明らかに自分だけ扱いが酷いと落ち込んでしまいますよね…。
私も経験があるのでその気持ちとっても良くわかります。
事例で紹介すると…
滅多にない症例の患者さんが入院してきたときやIABP、脳室ドレーンなど特殊な機械を付けている患者さんが入院してきたときは勉強のチャンスです。
もし自分が受け持ちになったときのために事前学習は大切ですよね。
しかし、同期に対しては患者さんの部屋に連れていき、指導して私には「呼んでないんだけど。あっちに行って」と言われたり、
仕事で失敗して怒られるというよりも粗探しをして気に入らないことをわざわざ指摘したり、
「理解していないのに受け持ち患者さんの部屋に行かないで」と嫌味をいわれ、業務ができないようにされるなどイジメもありました。
ただ、幸いにも個人的にのやり取りだったので優しい先輩に助けてもらえることも多く、続けられました。
本当につらかった…。
日常的にイジメ行為もですが、先輩のその日の気分によって態度を変えられるのも嫌ですよね。
そして、職場内全体で仕事ができないという評価をされたり、最悪の場合、入院患者さんにも伝わるこで仕事に支障が出る可能性もあります。
患者さんや患者さんの家族にもあの人は仕事ができないと耳にしたら信頼関係も崩れてしまい、仕事がしづらくなるので、立派なイジメ行為です。
看護師のイジメ事例③嫌味や悪口を言われる
女ばかりの職場にいると嫌味や陰口を言う印象ってありますよね…。
女性だけではないと思いますが、直接言うのではなく、
「〇さんなんで患者さんの部屋に行かないんだろうね、患者さん待たせたらダメだよねー」
などと近くにいる患者さんに言っているように間接的な嫌味をいう人もいます。
他にも看護師同士で固まって特定の人の悪口をいって、イジメのターゲットになっている人が近くにくるとだんまり、もしくはわざと聞こえるように言うこともありますよね。
そんな職場は就職したくないし、いつまでたっても人手不足のままですよね。
看護師のイジメ事例④患者さんや同僚、スタッフの前で怒られる
人前で上司が新人ナースや入職したばかりの人達に向かって大声で怒るというのは立派なパワハラ行為です。
ただ、怒られたというだけではパワハラとは言えないことがあります。
パワハラの定義をみると、「同じ職場で働く者に対して、職場上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為」とあります。
厚生労働省では具体的な内容も紹介していますが、
- 人格を否定する(クビと脅したり、給料泥棒などと暴言を吐く)
- 理不尽なことで怒られる
- 何度も同じ先輩や上司から怒られる
事例でも紹介すると
それをみている周りもいい気分ではありませんよね。
わざわざ人前で言う行為で見せびらかせ、強い立場、逆らえない立場であることをイジメのターゲットになっている人だけでなく、周りにもみせつけているんですよね…。
本当に可哀そうな人です。
なにか指導があるならふたりで落ち着いて指導するほうが聞きやすく、お互いの意見も効けるのに、わざわざ見せびらかす意味がありません。
看護師のイジメ事例⑤仕事の量が異常、他人の仕事まで押し付けられてつらい
明らかに無理な量の仕事がふられていた、他の人の仕事なのに押し付けられるなど、仕事は一人分でも大変なのに他人の仕事までやれませんよね!
そんな状況が続くと、精神的にも体力的にも限界を迎えてしまい、つらいです。
実際に私が体験した事例はこちら…。
- 入院患者さんをたくさんつけられている
- 検査や手術などの処置が多い人ばかり
- 受け持ち以外のナースコールもすべて対応
- 初めての処置や業務を説明なく1人でやらせようとする
- 勤務終了時間ギリギリでも入院や術後などの対応をさせられる
頼まれたら断り切れない、気の弱い人や立場の弱い人がターゲットになってしまう可能性があります。
これが集団や職場全体でイジメをするというのは悪質ですよね!
私が悪いんだ…。
私だけ嫌われてる…。
と落ち込み、先輩看護師に話しかけることが怖く、本気で先輩看護師がうざい!と思っていました。(笑)
そして、2年目、3年目と年数が経つに連れて、先輩看護師のいじめの標的が変わり、
「絶対にあなたが一番に辞めると思っていたのに続いているね。私人見知りだから対応が冷たいと思われることあるんだよね」といわれたときには悔しくて泣いてしまいました…。
人見知りだからというレベルじゃないよ!
今までのは「いじめ」っていうんだよ!
と内心で思い、本気で先輩看護師がうざかったです…。
看護師のイジメ 職場内の誰からいじめられる?
それぞれ立場によっていじめの内容が多少違うこともありますよね。
それぞれの立場から考えられる看護師のイジメについて紹介します。
ワンマンで独特のルールがある看護師長
師長という役職がある人からのパワハラやいじめは深刻で、悩む看護師は多いですよね。
就職した当初は優しく接してくれたのに、慣れてくると本省を表してくるタイプと第一印象からワンマンで独特のルールを押し付けてくるタイプと分かれるかなと感じます。
師長という立場や権力を利用してくるので「たちが悪い」です。
上司からのイジメを受けていると、相談する相手がいないため一人で抱え込んでしまう人も少なくありません。
看護師や患者さん、その家族の前で怒ったり、人格を否定するような酷いいじめやパワハラを受けている場合は、専門機関や相談室などへ相談してくださいね。
現場の実質的な主導権を握る主任看護師
師長が優しくても現場の指揮は主任看護師に任せられていたり、師長とは違い主任は一緒に夜勤をすることもあります。
主任からいじめられるとかなり仕事に支障がでるため、一番キツイですよね。
わからないことや挨拶をしても無視されたり、自分にだけ扱いが違うなど主任を筆頭にベテラン看護師や意地悪な先輩看護師とグループを作っている可能性もあります。
嫌味な先輩看護師やベテラン看護師
先輩看護師やベテラン看護師は新卒や産休・育休明けの看護師などに対し、なぜか威圧的な態度をとる人が絶対に1人はいますよね。
「仕事ができない、ブランクがあるから要注意」など仕方がないことを話題にして仲間を作ったり…。
入職した時期が少ししか変わらないのに、「下にみられたくない」という気持ちが強いのかイジメのターゲットにして、自分も仲間に入りたいと他の看護師同士との結束力を高めている人もいるのかもしれませんね…。
もしかしたらベテラン看護師たちもおなじようにされてきたから自分も新人や新しく入ってきた人にやり返している、という可能性もあります。
態度がでかく、常識のない後輩看護師
イジメる人は上の立場を利用する人間だけとは限りません。
最近では、逆パワハラという言葉も出てきています。
「先輩なのに私よりもできないんですね」などの侮辱的な言葉をかけたり、
経験年数や年齢は上でも職場にいた年数が下というだけで後輩と決めつけ、タメ口で話したり馬鹿にしたりと態度がでかく、常識のない後輩看護師もいます。
同期が仲良しとは限らない。同期からのイジメ
同期は入職したときに頼りになったり、一番の相談相手にもなる仲良しの存在です。
でも、人付き合いが上手な同期なら、先輩と組んでイジメのターゲットにする可能性もゼロではありません。
負けず嫌いな性格で先輩から好かれたい、評価されたいという気持ちや欲が先行して、そのために誰かを犠牲にする人もなかにはいます。
同期であってもなんでも相談するのはとっても危険なんです。
陰で先輩に告げ口をしていたり、あなたの足を引っ張る行為をする可能性もあるので先輩の悪口や仕事の愚痴はあまり言わない方がいいかもしれません。
仲間の結束力を高めるために誰かをみんなで嫌う行為は小学生などの子供でよくあることですが、大人になってもそういった行為をする人が残念ながらいるんです…。
偉そうな医者や研修医
医者は看護師を下に見ている人は多く、イジメのターゲットにする場合があります。
仕事ができない、指示通りに迅速に動けない新人や入職したばかりの看護師を嫌い、
「〇をつけないで」など名指しする人もなかにはいます。
[この人に俺の患者さんを担当につけないで」と私も実際にされたことがあります。
研修医も同様ですよね…。
医者は看護師を見下し、先輩看護師やベテラン看護師に対しても容赦なくイジメたりすることがあるので、より先輩やベテラン看護師のストレスがたまる原因にもなり、悪循環が起きますよね。
ベテラン看護助手
意外なのが、看護助手からのイジメです。
看護助手の情報網は素晴らしく、看護師たちの人間関係をよーく見て、ベテラン看護助手で情報を拡散します。
全病棟の内部事情を把握して、あることないこと噂が病院中に広まっているなんてこともありました。
陰で悪口を言ったり、依頼しても協力してくれない、無視をするなど弱い立場の人に強く出るなど深刻なことも多いです。
看護助手は看護師の業務を押し付けられているのに給料が安いなどというストレスも溜まっているのでいじめのもしてしまう傾向にあります。
院長の奥さん
こちらも以外なのが院長の奥さんです。(主にクリニックなど個人病院)
医療関係の資格を持っていない場合でも面接員としてチェックしたり、私用の買い物を押し付けてきたりと立場の弱い人に強く出て断れないという状況を作る人もいます。
職場内で強い立場の人と弱い立場の人を分けるのは嫌ですが、実際にイジメが起こっている事実もあります。
そして、いじめられやすい人はどのようなひとなのか紹介します。
看護師のいじめがつらい!いじめのターゲットになりやすい人とは?
どの職場でも看護師のイジメはあるといわれていますが、性格やいじめのターゲット(標的)になりやすい人がいます。
もちろん看護師という仕事についていながらいじめをする人がいることのほうが悪いに決まっています。
私だったらいじめをする人に私の大切な家族などに看護をして欲しくないと思います!
でも、もしかしたらいじめられる側にも理由や原因があるのかもしれません。
その理由や原因を解消(対処)して、少しずつでもいいので自分が変わっていき、愛されるまではいかなくてもいじめられない人になるということも大切だと思います。
例え職場を変えたとしても、嫌な人は1人はいる、と言われています。
悪口をいう嫌味な先輩との上手な関わり方についても紹介していきますね。
いじめのターゲットになりやすい人
- 新卒・新人・中途採用の看護師
- 派遣や非常勤、時短勤務の看護師
- 妊婦
- 結婚した人や産休・育休明けのママナース
- 男性看護師
- 大学卒業の看護師
新卒・新人ナースや中途採用看護師
新卒や新人ナース、中途採用の看護師の場合、「勉強のため」「慣れてもらうため」と理由をつけて押し付けられると、
「そうだよね」と受け入れてしまうのってあるあるですよね。
そして、あれもこれも頼まれて、気が付いたら忙しく動いているのは自分だけ、ということがあります。
先輩に強く言えないことを利用するんです。
ただ、新人だからといって早く一人前になりたいと頑張って仕事をしていると、抱え込んだ仕事の量の多さで仕事が終わらず、身体を壊してしまう可能性もあります。
派遣・パート職員や非常勤ナース、時短勤務の看護師
パート職員や時短勤務、非常勤のナースは看護補助のように受け持ちではなく、サブとして動くことも多いです。
そのため自分より年上でも関係なくこき使うことがあったり、自分のほうが上と勘違いをしてしまうこともあります。
パートだから、時短勤務だから雑用業務をしなければいけない、と思いこんでしまいやすいですが、雑用係ではありません。
自分でできる仕事はしなければいけないこともありますよね。
そういったときは信頼関係を築いていれば師長や主任、同僚やスタッフに相談して指導してもらうこともできると思います。
働きやすい職場へ変えていくのは上の立場の人の役割ですし、離職率を下げることもできますよね!
妊婦
妊婦は体位変換やオムツ交換、移乗などの業務緩和やつわりや妊娠中のトラブルで休むこともあります。
そのため一部の同僚やスタッフのなかには「迷惑をかけられた」と感じ、嫌がらせ行為をする人もいます。
私も妊娠してつわりで休み復職したとき、「大丈夫?」と心配してくれた人も沢山いましたが、一部の人から攻撃を受けました…。
「休んでいた分たくさん働いて」と受け持ち人数が沢山つけられていることがあったりと、マタハラ行為を受けたこともありました。
妊娠中は自分だけの身体ではないのでお腹の赤ちゃんを守るためにも信頼ができる師長や主任、同僚、スタッフなどに相談することも大切ですよね。
結婚した人や産休・育休明けの人
結婚した人はイジメられる理由は「自分より幸せなことが許せない」というただの嫉妬です。
自分よりも不幸な人には優しく接することができても、自分より幸せな人はなんだか気に食わないと他人の幸せをひがんでいる人たちなんですよね。
看護師は女性が中心の職場なので結婚、妊娠、出産を経験したママナースも多いですが、一方で結婚せず独身のキャリアウーマンも多数います。
そして独身のキャリアウーマンの人が主任や師長、看護部長へ昇進している人が多い傾向にあります。
そのため、妊娠経験や育児の経験がないからこそ、子育てとの両立の大変さが理解できず、「できるでしょ」と強く当たられてしまうことがあるのかもしれません。
そういった環境にしてしまう職場にも原因がありますよね。
産休・育休明けのときも休んでいた間に同僚やスタッフのメンバーが変わっていることも多いので、同様にターゲットになりやすいと感じます。
このように自分よりも立場や地位が低い看護師をいじめの標的にして攻撃する傾向にありますよね。
新しく入ってきた人はどんな人かわからないので、自分の立場や地位が強いと見せつけるために攻撃をしたいのかなと思います。
男性看護師
男性看護師は頼りになる存在にもなりますが、イジメのターゲットになることも珍しくありません。
清拭や移乗など女性患者さんを担当につけることは難しいことはもちろんですが、業務を配慮する必要があるのでしわ寄せがくると嫌がる看護師もいますよね。
そして、暴力的な患者やセクハラ行為をしてくる患者、認知症など危険な患者さんばかりを担当にしたりと「男性だからいいよね」と業務負担を押し付けられることもあります。
大学卒業の看護師なぜいじめのターゲットになる?
大学卒業の看護師はなぜいじめのターゲットになるのか、結論からいうと主に嫉妬だと感じます。
先輩看護師のほとんどは専門学校や看護学校卒業の看護師も多いと思います。
ちなみに私も専門学校卒業です
大学卒業の看護師は保健師や助産師の資格も同時に持って入職している人がほとんどかと思います。
そのため、お給料の資格手当の額が違いますよね!(1~2万円程)
出世がしやすいという大学卒業のメリットもあります。
そして、専門学校では大学のように休みがほとんどなく、看護実習も多いなか勉強もこなすという青春時代を謳歌できなかったという人も多いと思います。
「大学卒業は休みも多かったんでしょ?」と大卒の同期がいわれていたのを耳にしたことがあります…。
そのため、このような嫉妬が挙げられると思います。
- 自分よりも学歴が高い
- 資格手当が高い
- 出世がしやすい
- 学生時代を謳歌している印象がある
看護師のいじめ いじめられやすい人といじめられにくい人の違い
私だっていじめられない人になりたい!
どの職場でも看護師のイジメはあるといわれていますが、性格やいじめのターゲット(標的)になりやすい人がいますよね。
もちろん看護師という仕事についていながらいじめをする人がいることのほうが悪いに決まっています。
私だったらいじめをする人に私の大切な家族などに看護をして欲しくないと思います!
でも、もしかしたらいじめられる側にも理由や原因があるのかもしれません。
いじめられやすい人 (嫌われやすい人) | いじめられにくい人 (愛される人) |
大人しい人 自己主張がない人 ミスを繰り返す 何度も同じことを聞く 指導やアドバイスに反抗 | 積極的に関わろうとする人 いわれたことをメモする 指導されたことやアドバイスを素直に受け入れる |
その理由や原因を解消(対処)して、少しずつでもいいので自分が変わっていき、愛されるまではいかなくてもいじめられない人になるということも大切だと思います。
例え職場を変えたとしても、嫌な人は1人はいる、と言われています。
人間関係は難しいですが、原因がわかることで、あなたが変わることでいじめが解消する可能性もあると思います。
先輩看護師からのいじめ対策や対処法と上手な関わり方
それぞれの対処法や対策について紹介していきます。
悪口をいう嫌味な先輩との上手な関わり方についても紹介していきますね。
やっぱり自分はいじめられやすい人の特徴に入っている。
いじめは仕方ないことなの?
でも、いじめられやすい人の特徴に当てはまっているからといって諦める必要はありません!
具体的な対策について紹介していきます。
おとなしく、自己主張ができない人(自分の意見がない人)
気の強い子をイジメてもなんの効果もありませんし、むしろ反撃してくる可能性もあります。
そのため大人しく、気が弱い性格の人がイジメのターゲットになりやすくなります。
おとなしく、気が弱い性格というと具体的にはこういう人かなと思います。
- 自信がない
- おどおどしている
- なんでも引き受けてしまう
- 他人任せ
看護師は判断力や行動力が必要になるため、言われて動くのではなく、自分から積極的に動いて欲しいと思い、指導しています。
曖昧な態度や意見を言わず、なんでもいわれたことをすべてすると受け身の姿勢になってしまっていませんか?
なにを考えているのかやどこまで理解できているのかわからずに
きつく指導してしまったり、言っても理解できていないということでいじめに発展してしまう可能性があるんです。
看護師のいじめ 対策
- こう考えているんですが合っていますか?など自分の意見を伝える
- 調べてここまでは理解したんですが、ここがよくわからなかったんですが教えていただけますかなど調べたこと、行動(理解)したことを伝えたうえで質問する
- 今から患者さんと約束している処置があるんです。すみません。など無理な仕事や嫌な仕事は愛想よく断る
断ることは勇気がいることだと思いますが、「患者さんと約束している」と断ると先輩も仕方ないねといって諦めることも多いと思うので、是非使ってくださいね(笑)
報告・連絡・相談しない人、仕事ができない人(ミスを繰り返す)
職場での報告や連絡、相談は必須ですよね。
これができていないと「仕事ができない人」と認識されてしまう可能性があるんです。
看護師の仕事はチーム制なので報告・連絡・相談ができていないことで仕事に支障がでて、職場の人からの信頼を失うこともあるので注意する必要があります。
そして、ミスを繰り返しているとまた同じことしている、と呆れられてしまったり、
使えないと判断されてしまい、イジメに発展してしまう可能性があるんです。
看護師のいじめ 対策
- 報告・連絡・相談はどんな些細なことでもしっかりと伝える。
- 指導されたことはメモをする
- その日あったことを振り返りする
- わからないことは指導者やプリセプターに確認する
休憩に入る前、カンファレンスの時間、申し送りに時間と切り替わりの時間に報告連絡相談すると習慣付けるようにするといいですよ!
そして何かあったときにはその都度、報告、連絡、相談をしましょう!
見た目や発言などが目立つ人(指導やアドバイスに攻撃的)
見た目が派手な人、指導やアドバイスに攻撃的な発言が目立つ人はいじめのターゲットにもなりやすいです。
おしゃれをしたいという気持ちもわかりますが、ネイル、ピアス、ネックレスなどのアクセサリーを身に着けていたり、
爪が伸びている、髪がまとまっておらず垂れ下がっているなど身だしなみがなっていないと
「あの子仕事なのにプライベートと勘違いしているんじゃない?」といじめのターゲットになりやすくなります。
看護師は清潔感も大切なので身だしなみにも厳しい人がいます。
仕事中だけでなく、職場の飲み会などの服装も派手なものやおしゃれすぎるものはさけたりと
職場内でのいざこざに巻き込まれたくないという人は、みんなと同じような髪型をしたり、
仕事中だけでなく、職場の飲み会や通勤のときの服装も派手なものやミニスカートなどおしゃれすぎるものは避けるなどをするというのが無難だと思います。
そして、発言も先輩からの指導やアドバイスに対してはまずは素直に受け入れることが大切です。
この先輩からはこう指導されました!などと反抗することで、先輩看護師はもう教えたくないと感じてしまう可能性もあります。
そのため、先輩の言うことが間違っている可能性があっても、そのアドバイスや指導を実際にするかは自分で決める、というスタンスでいいと思います。
看護師のいじめ 対策
- プライベートと仕事を分け、仕事のときはみんなと同じような服装や髪型にする
- 悪目立ちしないように工夫する
- 先輩からの指導やアドバイスは素直に受け入れる
- 感謝の言葉を伝える
- 先輩看護師に伝えられた方法が間違えている可能性があるときは上司やプリセプターに相談する
自分のために教えてくれようとしていることを受け入れたり、素直に感謝することも大切です。
上司に媚びを売る人
上司がいるときだけ仕事を頑張ったり、上司に仕事をしていたアピールを積極的にする人、相談をする人は上司に媚びを売っていると思われる可能性もあります。
上司の前では声のトーンが違うなど、そういった人の行動や言動は人によく見られています。
また上司のなかには可愛がるという人もいますが、この子いつも来ると苦手意識を持たれてしまう可能性もあるんです。
あくまで自然体でいること、あまり気を遣いすぎることも注意が必要です。
看護師のいじめ 対策
- 上司にアピールを積極的にしない
- 上司に相談があるときは個人的にこっそりと
誠実に1つ1つ丁寧に仕事をしている姿は誰かが必ず見ています!
そして、上司にも伝わると思うので、自然体でいることが一番だと思います。
協調性のない人
協調性がない人は具体的にはこのような人かなと思います。
- 頑固
- 空気が読めない
- 融通が利かない人
看護師の仕事はチームプレイなので協調性がないと難しいですよね。
しかし、空気を読むことは難しいですよね!
私もできているかといわれるとできていない気もします…(;^ω^)
看護師のいじめ 対策
- 相手の気持ちを考えて行動や発言をする
- 周囲からのアドバイスを素直に受け取る
- 周りの意見に耳を傾ける
周りに目を傾けるように意識したり、意見をまず聞いてから発言するように努力することも必要かと思います。
幸せ自慢ばかりの自己中な人やうわさ話が好きな人
これはどこにいっても嫌われてしまうパターンの人です。
自慢ばかりする人の話を毎回聞きたいと思う人はあまりいませんよね。
そして、噂話が好きな人はいますが、もしかしたら自分が対象になってしまうかもしれないと警戒する可能性もあります。
看護師のいじめ 対策
- 噂話や自慢話はほどほどにする
- 相手の話にも耳を傾ける
相手がこれを言ったらどう思うのかと考えてから発言をしたり、話すべきかやそうでないかの区別をしっかりとして話すように心がけることも必要かなと思います。
その日の気分によって態度が違う
その日の気分や機嫌によって態度が違う人もいますよね…。
プライベートでいやなことがあったときでも職場へ持ち込み、立場の弱い下のスタッフや同僚に当たる人もいます。
無関係なのにプライベートなことで立場の弱い人に当たられるのも困りますよね…。
看護師のいじめ 対策
- プライベートと仕事は切り替える
- 自分の時間を作ったり、ストレス発散の方法を見つけ、リフレッシュする
イライラしているときでも患者さんには笑顔で対応したり、看護師の仕事は大変ですよね。
でも、そのイライラを立場の弱い人に当たることは嫌われてしまったり、イジメのターゲットになりかねません。
そのため、便利なサービスを使うことで時短をしたりと、自分の趣味の時間を作ってリフレッシュすることも必要かなと思います。
私のタイムスケジュールや子育てと仕事の両立を乗り越える10の方法はこちらで紹介しています。
看護師のいじめがつらい まとめ
看護師のイジメはどこの病院に行っても同じと思って我慢して耐えてしまう人も多いと思います。
でも、我慢してずっと働き続けなければと意識をすると、いつか限界を迎えてしまい、精神的にも身体的にも身体を壊してしまう可能性もあります。
そんなときは自分には職場が合わなかっただけ、こんな病院につぶされたくないと見切りをつけてもいいと思います。
転職したり、異動することは「逃げ」ではなく、「自分が無理なく働く場所を探す行為」です。
ずっと同じ病院で働き続けることだけがいいことじゃないと思います。
人間関係は難しいですが、少しでも環境が改善されることを願っています。
自分はいじめられやすい人だからあきらめるしかないの?
大人しい人よりも積極的に関わろう!
看護師のいじめ